「英訳」と「英作文」は、どちらも英語を書く練習です。でも、この2つは目的が違います。その違いを知っておくと、自分に何が必要かが見えてきます。

英作文は「自由に書く」練習

英作文は、テーマを与えられて自分の考えを英語で書く練習です。学校の試験や、TOEFLのライティングセクションがこれにあたります。

自由度が高い分、何を書くかを考えながら、英語にも変換しなければなりません。2つの作業を同時にやる必要があります。これは、ある程度英語の基礎が固まってきた人向けのトレーニングです。

英訳は「変換だけ」に集中する練習

英訳は、すでに意味が決まっている日本語を英語に直します。「何を言うか」は決まっている。「どう英語にするか」だけを考えればいい。

この絞り込みが、英訳練習の強みです。変換の回路だけを、集中的に鍛えられます。

会話で言葉が出てこない原因は、ほとんどの場合この変換が遅いことにあります。頭の中に言いたいことはある。でも英語にできない。英訳練習は、まさにその弱点に直接アプローチします。

どちらが先か

英語をこれから実用で使いたい、特に話したいという人には、英訳から始めることをおすすめします。変換の回路ができてから、英作文に移ると、書くスピードも質も上がります。

英作文は「表現の幅を広げる」練習、英訳は「変換の速度を上げる」練習です。両方必要ですが、順番があります。

英訳で鍛えたものは、話すときにも使われる

英訳で身につけた変換の回路は、話すときにもそのまま使われます。書くときに英語が出てくるようになると、話すときにも同じ回路が動きます。英訳の練習が、スピーキングの改善につながる理由はここにあります。

英訳道場では、ビジネス・日常・旅行・学術・スポーツの5分野から問題を選べます。自分がよく使う場面の英訳から始めてみてください。