「ビジネス英語は難しい」と思っている人ほど、実は損をしています。難しそうに見えるだけで、実際の会話やメールで使われる表現は、かなり限られているからです。

会議・メール・交渉。この3つの場面に絞れば、頻出パターンは20〜30ほどです。それを体に入れれば、たいていの場面は乗り切れます。

01 会議 "I think..." 02 メール "I am writing to..." 03 交渉 "Let me think about it."

■会議でよく使う「型」

会議で英語が必要な場面は、だいたいこのどれかです。意見を言う、質問する、確認する、同意する、反対する。

意見を言うなら "I think..." や "From my perspective..." で始める。質問するなら "Could you clarify..." や "What do you mean by..."。同意なら "That makes sense." や "I agree with that point."。反対するなら "I see your point, but..." で始めて、いきなり否定しない。

型を先に覚えておくと、その場で文を組み立てる必要がなくなります。パターンに当てはめるだけになるので、余裕が生まれます。

メールで使い回せる表現

ビジネスメールの英語は、特に型が決まっています。書き出しは "I hope this email finds you well." か "Thank you for your email." で始まることが多い。用件を切り出すなら "I am writing to..." 。依頼するなら "Could you please..." 、締めは "Please let me know if you have any questions." でほぼ完結します。

最初から完璧な英語を書こうとする必要はありません。まずこの型を使い回すだけで、十分に通じるメールが書けます。

交渉で一番使える一言

交渉の場面で覚えておくべき表現は、実はシンプルです。

"Let me think about it." (少し考えさせてください)と "Is there any flexibility on that?" (そこに余地はありますか)の2つを知っているだけで、交渉の流れをコントロールできる場面が増えます。即答せず、相手の条件を引き出す。この2フレーズはそのための道具です。

型を覚えたら、次は「出てくるか」を練習する

表現を知っているだけでは足りません。その場でとっさに出てくるかどうかが、実際のビジネスで差になります。

日本語を見て英語に直す練習を繰り返すことで、知っているだけの表現が「使える」表現に変わります。英訳道場のビジネスカテゴリには、こうした実践的な場面を想定した問題を収録しています。